1週間で10冊読了!誰でも積ん読を解消できる具体的な方法

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先週の土曜こんなツイートをしました。

 

おもしろそー!の勢いで買った本の数、およそ10冊・・・。
見事に積ん読となってしまいました・・・。

いつもなら放置で、読書への抵抗が強くなる一方なんですが、今回はある方法を思いついて、実践してみたところ、、、

なんと、1週間で全10冊を読了!

ぜひ、積ん読をしてしまっている人には、効果が抜群の積ん読解消法なので、書きたいとおもいます。


目次

1.本を読む目的を明確にして、不要な部分はバッサリ捨てる

まず、その本を読む目的を明確にしましょう。
その本を読むのは、知識を得るためのなのか、理解を深めるためなのか、抱えている問題を解決するためのなのか。
それぞれによって、読み方は変わります。

例えば、この本「スマートプライシング」を僕が買った理由は、
・最近Note流行ってるけど、どんな理由で価格を決めてるのかを知りたい。
・本業で商品の価格を設定する時、どんな根拠で決めればいいかを知りたい
という2つの目的がありました。

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目的を明確にしたら、本全体を舐めます。
まず、帯に書いてる言葉でこの本は「価格設定において、ただ単に低価格化することを否定している」ことがわかります。本の大枠は僕の目的と合致しています。
続いて目次を見ていきます。

 

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僕のこの本を読む目的は上記2つなので、それに関連性のある所だけ赤丸をつけていきます。例えば、「価格競争の極意」「購入価格指定方式」などは目的と不一致のため、捨てます。あくまでも、価格の設定に興味があるからです。

目的に合致する項目を見つけたら、合計ページを算出します。
結果は、140ページでした。
全部で280ページなので、約半分です。

次に、1ページを読むのに大体何分かかるかを計算してみます。
実際に読んでみると、1ページおよそ1分でしたが、本にコメントを書いたり、線を引いたりすることを考慮して1分半とします。

これをしてしまえば、この本を読むのにかかる時間がわかりますね。
140ページ x 1分半 =210分です。

こうやってそれぞれの本の所要時間を明確にしていきましょう。 

僕の場合、今回の10冊はこんな感じでした。 

 

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1550分!!

結構ありますね・・・
(ちなみに、小説はじっくり読みたい派です。)

本は全部読むべきだ!って意見もあるでしょうが、積ん読を解消するのにはおすすめしません。
読みたい所を読んで、良い本だと思えば、後で全部目を通せばいいのです。

次にこれを1週間で読みきれるか検証してみましょう

2.日々のスケジュールを見える化して、メスを入れる

自分の日々の行動を見える化しましょう。
ちなみに、トヨタは、「見える化なしに改善はない」というほど、この見える化のプロセスを大事にしています。

 

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僕の日々はこんな感じでした。
改めて、見てみると仕事に取られる時間ってすごい。
表で見てみるとちょっとびっくりします。

さて、ここで聖域なき構造改革を行います。
血も涙もない冷徹な読書マンになるのです。
メスを入れたスケジュールがこちら。 

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 読書の時間に充てたところを黄色でハイライトしてみました。
大分黄色いですね・・・。
オフィスの毎日30分の昼寝時間を、読書に。
帰宅後のご飯の時間を削って、読書に。
お風呂のリラックスタイムを、読書しながらのお風呂に。
土日の夢の中にいる時も、読書に。(断腸の思い)
完全に読書マンとなったことで、月〜金で210分、土日で270分を確保しました。
合計すると、210 x 5 + 270 x 2 = 1590分

本の所要時間を上回る時間を確保できました。
あとは、それぞれの本をどこで読むかをプロットしていけば、積ん読を解消するスケジュールの完成です。
例として、月曜日と土曜日を作ってみます。

 

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大分具体的になりましたね。
本を積んでしまうと、読み終わるまでの道のりが長すぎて尻込みしてしまいますが、
具体的にしたら動きやすくなりますよね。
(ちなみに、小説は一気に読みたい派です。)

3.予定の◯◯を意識せず、計画を実行する

一番難しいのは実際に実行することです。

ホリエモンが「アイデアをもつだけじゃ意味がない。それを行動することが何よりも大事」と述べているように、

積ん読解消においても、スケジュールを作っただけでは意味がありません。
実際に読むことが必要です。

正直、電車で読んでても寝起き直後で全然集中できなかったり、急に飲み会が入ったとかで、計画通りにいかないってことが結構あると思います。

なので、計画を実行する際はあることを意識して読んでください。

それは、予定の調整を意識せず、ただ計画通り行動することです。

具体的に説明していきます。

僕の場合、今週の水曜日に会社の飲み会が急遽入ってしまいました。
それによって、電車の読書タイム60分は、お酒が入ってるから全然集中して読めないし、帰宅後のお風呂読書タイムが15分程度でした。
結果、「これから正義の話をしよう」の読書時間が予定していた120分から65分になり、あまり内容も掴み切れませんでした。

が!

ここで、その失われた55分を次の日に持ち越すことはしません。
「これから正義の話をしよう」は水曜日に読み切る予定だったので、目的としていた所は読みきったものとして扱います。たとえ、内容をちゃんと把握しきれてなくても。

次の日は元々予定していた時間帯にプロットしといた本を読んでいくだけです。

よくある失敗は、「今日はちゃんと読めなかったから明日ちゃんと読もう。」
と意気込んで、次の日に持ち越すことです。
これだと、ことあるごとに次の日に持ち越すので、いつまでたっても積ん読が解消されることはありません。

読みきれないという事実だけが残り、あなたの精神を蝕んでいきます。

内容が入ってこなくても、設定した部分を読みきれなくても、「とりあえず読んだ」という行動の既成事実を作っていくだけで、大分心が軽くなっていきます。

だって、
「あーまた読みきれなかったー。読まないとなー」
と思いながら本に向かうのって気が重くないですか?

だったら、部分的でも一回読んだ自分を褒めましょう。
そして、
「前回は重要な所を読んだから、今回は別の所を読もう」
「前回は流し読みだったから、今回はもうちょっと精読しよう」
という気持ちで2回目に臨んだ方が、読書への抵抗が少ないです。
本を積んでしまうと、読書への抵抗が強くなってしまいます。
なので、その抵抗を少なくすることがなによりも重要なんです。

読書の質を追い求める必要はありません。
スケジュールした計画をただ実行しましょう。

最後に

よく言われてる通り、読書の本質は筆者との会話だと思っています。
ただ、それも積まれてしまっては意味がありません。

なので、まず筆者と挨拶してみましょうというのが今回紹介した方法になります。
挨拶していい感じだなと思ったら、会話をすればいいし、微妙だったらもう会わなければいいんです。
僕たちが人間関係を作るのと同じです。
なので、皆さんも棚に積まれた本があったら、まずこの読書方法で挨拶してみてください。
もしかしたら、会話したいと思う本が見つかるかもしれません。


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