初めて工場で働いてみて、もっと物を大事にするようになった

 

工場で働くのって大変

僕は、メーカーに就職したお陰で、工場で働く経験があったんだけど、工場で働くことががこれほどまで人間らしさを殺すものでつらいものだと思わなかった。

そして、もっと物を大事にするようになった。

今日は工場で働くことがどんな感じなのかを話そうと思う。そして、皆が普段使ってる物がどうやってできているかを知って欲しい。

 

工場のラインは極限まで細分化されていて、効率化を図るために、人それぞれが決められたことを時間制限内にやらなければいけない。イメージはこんな感じ。

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例えば、ネジ締め担当の人は30秒の間で1部品のネジを締めなければいけない。どの担当の人も同じ時間制限があることで、自分の作業が終わればすぐ次の部品がくる。そうすることでラインが滞ることなく進める。

つまり、ネジ締め担当の人は1日8時間ただひたすらネジ締めをやり続けなければいけないのだ。

これを実際に3ヶ月間やってみたけど、まじでつらい。座ることもなく、立ち続けながら、ただひたすら同じことをやり続ける。そう、ネジを締め続けるんだ。

「自分がこれをやる意味があるのか?」

「なんで俺は今これをやっているんだろう?」

こんな疑問を呈してしまったらもう終わりだ。直ぐに、作業の効率性が著しく低下し、時間制限をオーバーをしてしまって、上司に怒られる。無心になることが何よりの秘訣だった。

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