発想力が向上!日経新聞が劇的に面白くなるたった1つの読み方

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出来るビジネスパーソンになるためには、何が必要でしょうか?
新入社員はもちろん、就活を控えた大学生にとっても、日経新聞の購読はビジネス世界への登竜門です。
しかし、日経新聞を読みさえすればトップビジネスパーソンになれるというわけではありません。ただの情報通になるだけです。
大切なのは、そこから何を学び、何を発想し、どのように仕事に活かしていくかです。

IT技術が発展した今、どの企業が何を始め、何を重視しているといった情報はネット検索でもいくらでも手に入ります。

つまり、情報収集の先にある、情報を加工・活用する能力や発想力が今まで以上に求められているのです。

でも、日経って無味乾燥としていて、最初は読みにくかったりしますよね。
そこで、今回は、日経新聞が面白く読むことができて、しかもビジネス発想力を高める読み方を1つご紹介します。

記事のエッセンスを抽象化する 

記事を面白く読む方法はこれだけです。
そう、記事のエッセンスを抽象化するだけ。

なぜなのか?
日経記事は、他人事として捉えると一気につまらなくなります。
日経記事に登場する企業は、もちろん、全て具体的に実在する企業です。
また、記事内容は、全てその企業が具体的におこなったこと、あういは具体的に行おうとしていること。
だから、具体的に書かれていてわかりやすいけど、直接的には自分の仕事には結びつかないから読んでいてつまらないのです。
そこで、欠かせないのが「抽象化」のステップです。

具体的なことを上位概念に置き換える。

ここで言う「抽象化」とは、具体的な事物を上位概念に置き換えること、と定義できます。
例えば、あなたが「タロー」という名の柴犬をペットとして飼っていたとします。タローを飼っているのは、世の中であなただけです。なので、タローを飼っているかどうかという点で他人との共通点は全くありません。

これをもう少し抽象化、すなわち「上位概念に置き換える」と、「柴犬」になります。「柴犬」なら、他にも飼っている人がいそうです。つまり、他人との共通点が生まれます。

さらに抽象化を進めると、「犬」になります。ペットとして犬を飼っている人は、相当に多いでしょう。「柴犬」を「犬」に置き換えたことで他人と共通点を見いだせる可能性はグッと高まりました。

これを「哺乳類」や「動物」まで抽象化させていくことで、猫やカメなども含まれさらに共通点を見出せる確率があがるようになります。
これを、日経新聞を読みながらやりましょう。

 実際に日経記事を抽象化してみよう

抽象化の作業により、自分自身の仕事との共通点を発見することができれば、仕事に役立てることができる。試しに、次の日経記事を例にして考えてみましょう。 

大塚家具、VRで買い物 家具やテーブルなど

 大塚家具は10日、仮想現実(VR)で買い物ができるサービスを本格導入する。パソコンやスマートフォン(スマホ)から専用サイトを閲覧することで、店内を見て歩いたように商品を選べるようにする。まずは売れ筋の約100点を購入対象とする。自宅の近くに店舗がない消費者らの需要を取り込む。

 大型店の新宿ショールーム(東京・新宿)の1~7階を映像で再現する。画面を指でなぞったり押したりすると店内を歩けるほか、ソファなどの背面も見られる。アイコンの付いた商品をクリックすると同社の通販サイトに切り替わる。購入できるのはソファやテーブルなどで、年内には300点程度まで増やす。

 大塚家具は東京都の中心部や名古屋、福岡など店舗数が全国20店と限られるため、地方に住む消費者にも疑似入店してもらい、販売テコ入れにつなげる。同様のサービスは小売店などで導入が進んでいる。 

大塚家具、VRで買い物 家具やテーブルなどまず100点 :日本経済新聞

この記事は大塚家具がVR買い物サービス始めました、という簡単な内容です。
ただ、これだけの感想で終わったらもったいないです!
抽象化していきましょう。

これらは具体的な社名なので、抽象化すれば、「家具販売会社」あるいは一般的に「某企業」と読み替えることができます。

記事は、大塚家具が「近辺に店舗がない消費者に向けて、VR買い物サービスで家具100点のショールームを展開する」としています。
家具商品は、家具販売会社ならではの商品として具体的です。自分の仕事に置き換えて考えるなら、「商品」と抽象化することができるでしょう。「VR買い物サービス」も家具会社ならでは具体的表現ですので、これも単純に「先端技術」と抽象化できます。「自宅の近くに店舗がない消費者」も非顧客層といえますね。

従って、この記事が伝えていることを要約・抽象化すれば、次のように読み替えることができます。

「某企業は、先端技術を用いることで、今までリーチできなかった非顧客層の需要を取り込む」

このようにエッセンスを抽象化すれば家具業界が自分の会社に縁がない業界だったとしても、記事をヒントにビジネス発想を得ることができます。

自分の仕事と比較対照する

さっきのエッセンスを基に自分の仕事に置き換えてみましょう。
「某企業」ならば簡単に自社に置き換えることができます。先端技術が発達するのはどの企業にとっても同じですので、あなたの企業における先端技術をリサーチしましょう。

最近は、Beaconやマーケティングオートメーションツール、Lineの各種サービスなど様々な技術が発展してきています。
もう既に、先端技術は取り入れているかもしれませんが、この記事の取り組みで注目したいのは、「非顧客層の需要を取り込む」という部分です。

非顧客層をターゲットとして、新規顧客開拓するとしても、わざわざ先端技術を活用しているでしょうか。
ぜひ、自社が取り組んでいるやり方と比較対照してみてください。
もし、非顧客層向けに先端技術を活用していなければ、より効果的に訴求するために先端技術を活用するというアイデアが得られるわけです。

最後に

抽象化はさらに進めていくことができます。
「非顧客層」という言葉は、具体的なターゲット層をさしています。顧客ターゲット層を区分していれば、メイン顧客層などたくさんの区分があります。
ですから、「非顧客層」を抽象化し、様々な層を包括して「特定ターゲット層」と読み替えてみることもできるでしょう。

そうすると、次のように読み替えることができます。
「某企業は、先端技術を用いることで、特定ターゲット層の需要を取り込む」

どうでしょう?
先ほどの読み替えでは、非顧客層を狙う気がなければ、そのように読み替えても意味がありません。具体的すぎるからです。

そこで、「特定ターゲット層」のような表現で抽象化を行えば、非顧客層でなくても、特定の層を狙って先端技術を活用することもできるはずだと気づきます。
例えば、アラフォーの女性層向け、婚活中の男性層向けなどなど、いくらでも転用できます。

抽象化すればするほど、自分の仕事や自社のビジネスに適用できそうな事柄、すなわち「共通点」が見えてくるのです。

そのような「共通点」を見出して、日経記事を読み解くことができるようになれば、日経新聞は「宝の山」となり、実に楽しく読めるようになるのです。

 

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