何事も必ず上達する!その秘訣は徹底的な基礎練習の仕方にある

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能力や勉強を上達させるのに何が一番大事なのか?
この問いにほとんどの人が「基礎が大事」と答えますよね。

でも、多くの人がこの言葉の本当に意味を分かっていないのです。

断言します。
基礎が大事という言葉のままにただ単に基礎練習するだけでは全く上達しません。
なぜなら、「基礎練習」の認識が甘いからです。

今日は何事も絶対に上達させる基礎練習の仕方を教えます。

基礎は無意識に落とし込むほど反復する

基礎が出来上がっているかどうかの判断基準はどうしてますか?
多くの人は基礎ができたらそれでOKだと思っています。
実は、このスタート地点が間違っています。

基礎をマスターするということは、無意識に落とし込むまで反復して初めて言えるのです。
例えば、私の友達で慶應に受かった人の勉強方法を例にしましょう。
その人はそこまで頭が良いタイプではありませんでした。
なので、気になってなぜ慶應に受かったのか聞いた所、徹底的に基礎を磨いたからだと言いました。

具体的には、ある問題集を解くとき。
普通なら「例題」→「練習問題」→「演習問題」解いてきますよね。
しかし、その人は、「例題」のみひたすら解き、「練習問題」「演習問題」に手をつけないのだそうです。

本人曰く、「試験に出る難しい応用問題は僅かで、基礎問題が多いから」とのことでした。
「例題問題は誰にも負けないほどやった」と言ってました。
しかも、「問題を見たらすぐに解法が思い浮かぶ」レベルで。
徹底して覚えるため、何度も同じ例題を繰り返し解いていたそうです。

このレベルまで基礎を磨いたことってあまりないですよね?
だから、この人は慶應に受かるレベルに到達できたのだなと感心しました。

つまり、「基礎が大事」とはどこでも口を酸っぱくしていいますが、「基礎が解けた」「基礎を理解した」レベルではダメのです。
「基礎を解法まで暗記した」「型を体で覚えた」という、レベルな話なのです。

なぜ無意識レベルまで落とし込む必要があるのか?

例えば、人間の集中能力を100と仮定し、ある作業を行うとします。
そして、作業に基礎部分と重要部分の2つがあるとしましょう。
基礎部分に集中力50を取られる人は、作業を完遂するのに 基礎[50]+重要[50] のリソースを使うことになります。
逆にほぼ無意識で基礎的な部分は、集中力が5しか取られない人は、 基礎[ 5]+重要[95] のリソースでできることになります。
人間としては同じ100の集中能力なのに、リソースの配分が違うため、結果で圧倒的に差がつきますし、 無意識でやってる人はそのスピード感が楽しいという 好循環すら生み出すかもしれません。
もちろん実際は、ここまで明確に測れるものではありません。
ただし、基礎的な部分は無意識なレベルでこなせることで重要な部分に自身のリソースを集中させることができるのです。
そして、その1つ1つの結果が圧倒的なアウトプットを出すのに必要になってくるのです。
さて、これで基礎の反復の大切さは分かってもらえたと思います。

しかし、ここで大きな問題がでてきます。
「反復練習はつまらない」 「同じ問題ばかりでは刺激が足りない」 という人として当たり前の欲求です。
そこで、次にどのように基礎練習をするかを教えます。

徹底的な基礎練習の効果を最大化させるために

反復が必要だと言っても、ただ反復するだけではあまり効果がありませんし、何より長続きしません。
そこで、基礎練習を効率化するポイントは2つです。

目的意識を明確に持つ

目的意識が希薄では現状維持がせいぜいで基礎の質が上がりません。
この基礎のさらに基礎となる部分は何か?
この基礎からつながるどれだけたくさんの連鎖があるか?
反復練習の意味を常に考えながらやることで、その効果は大きくなります。
例えば、サッカーのパスの練習でもただひたする蹴っているだけではダメなのです。
ボールのどこをどのように蹴ったらどのようなボールになるのか?そういった原理を習得するようにしてください。
そして、「もし、こう蹴ったらボールはもっと強くなるのでは?」そんな仮説を立てながらPDCAを周すとさらに効果的です。

練習量を見える化する

「基礎がクリアできた」はまだ途中経過なので、「タイムアタックする」なり、「やった量のグラフや紙を積み上げる」なり、自分が「これだけやってきた」という目に見えてわかるような工夫をします。
ゲームのレベル上げって面倒でもずっとやってられたりしますよね?
あれは、しっかりと自分の努力量が見える化されて、レベルアップなどの報酬をもらうことが快感化されているからです。
なので、それをリアル世界にも持ち込みましょう。
自身の勉強量やアウトプットを見える化させて自分の上達度を把握しましょう。
それだけでモチベーションがかなり高まることができます。

基礎は大事。でもどう大事にするかがポイント

「基礎が大事」これほど本質的かつ軽く扱われる言葉もなかなかないですよね。
もしかすると、本質的なものほど当たり前すぎて軽く扱われるのかもしれません。
それくらい多くの人が大切さをわかっていながらもうまくマスターできていないことなのです。
逆にいうと、これをマスターすれば大きな差を作れることになります。
基礎を徹底的に磨いてどんどん自分のスキルを伸ばしていきましょう。