たったの3ステップでストレスが激減する「嫌いな人への接し方」

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どんな環境にも馬が合わない人っていますよね。
嫌いだな〜と思ったら、単純に接する機会を減らせばいいだけなのですが、職場の人やご近所さんだと、どうしても顔を合わさないといけません。

そんな時どうすればいいのでしょうか?

私は、いつも心がけている3つのステップがあって、これを行うとスーッと胸のつっかえが取れたような気がして、平常心で接せれるようになります。

今日はそんな3ステップをご紹介します。 

 

0.そもそも嫌いという感情とは何なのか

 

嫌いな人への対処法に入る前に、そもそも何故嫌いという感情が沸き起こるのか理解しましょう。

簡潔にいうと、人を嫌いになる理由は、”自分に害を及ぼしそう”と認識するからです。

殴られたり、騙されたりすれば誰でもその人のことを嫌いになるかと思います。
もちろんこれは、殴られる、騙されるって行為に実害があるからです。

そして、この感情の奥深いところは、相手の声、顔といった見た目から、表情や特徴などまで自分の過去の経験と照らし、"自分に危害を加えるのではないか"と察知した場合、嫌いとうい感情は沸き起こるのです。

こう見ると、嫌いという感情は実に今まで生きてきて培った偏見から生まれることがわかりますね。

それを踏まえた上で、この感情との向き合い方をご紹介します。

 

1.自分を客観視する

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前述したように、「あっ!この人嫌い!」ってなった瞬間は、過去のデータベースから沸き起こる感情です。

その時に、"なぜいまその感情が湧いているのか"を冷静に考えてみましょう。

なぜ、いま自分はイライラしているのか
なぜ、いま自分は楽しくないと思っているのか
なぜ、いま起こっているのか

嫌い!となった瞬間に自分の感情を冷静に客観視することで今まで見えてなかったことが見えてくるようになります。

例えば、目の前に自慢話ばかりする人がいて、それが妙に嫌だったとします。

そこで、なぜかを考えてみると、
「あー昔に自慢話ばっかする人のことちょっといじったら陰口言われたんだよなー」
なんてことが思いついたとしましょう。

ここから、「自分は陰口を言われたことが嫌だったから、今目の前で自慢話をしてるこの人を嫌っている」と客観視ができるようになります。

それさえ分かってしまえば、「今回は相手をいじるのを止めようと」自分の行動を導き出すことができます。
前回は、いじったことで陰口を言われたので、今回はどんな軽いいじりでも一切やらないはず。
過去のデータベースを元に自分の行動を制御できるようになるので、自分が相手を嫌いになるきっかけが減少するはず。

ただし、いつも自分の行動でどうにかならないケースが多いものですよね。
この場合でも「ただ相手の自慢話を聞いてるのが苦痛」ということがほとんどだと思います。

そんな時も、「自分は興味ない相手の話をただただ聞いてる時にイラつくのだな」と客観視して分析してください。

 

2.自分を受け入れ、無理に好きにならない

 

ステップ1で”なんで自分が相手のことを嫌いになったのか?”を分析することができました。

これをするだけで天と地ほどの違いがあります。
というのも、多くの人が嫌いという感情は自然になんとなく湧いてくるものだととらえがちだからです。

でも、本当は違う。
今までの経験や考えからくるデータベースに照合されて生成される感情であることを認識しました。
そして、その根本的原因を探ることで自分をより理解できたはず。

ここで重要なのは、先ほど見つけた自分を全肯定することです。

「陰口が嫌だった、相手の話をただ単に聞いているのが嫌だ」
自分が相手に不快感を持つ理由は幾らでもあると思いますが、それらの感情は1つずつ丁寧に向き合ってみましょう。

「嫌いな相手でもいいところを見つけて好きになる」などの対処法もありますが、逆にこれはストレスを溜める要因になります。

嫌いなものは嫌い。
自分の特性を理解した上でどうしようもない部分は割り切りましょう。

なぜなら、この部分は非常に変えづらいからです。
今まで培ったデータベースから生まれた感情を変えるには、過去の経験が覆るった経験を同じくらい経験することがあります。

ただ「自慢話をただ聞いてるが苦痛」という経験から来る負の感情を覆すには、「聞いていてすごく面白い自慢話」を何回も聞かないといけません。

非常に他者依存ですし、いつそれが実現するかわかりません。
なので、自分の考えを変えようとしないことが非常に重要です。

 

3.相手の背景を考察する

 

 

人の言動には何事にも背景があります。

何でこんな発言をしたのか?何でこんなうざいことをするんだろう?
といった具合に、相手の言動の意図を考えるようにしてみましょう。
するとこれもまた今まで見えてこなかった一面が見えてきます。

例えば、相手がすごい自慢話ばっかりするのだとしたら、それは相手の自己顕示欲がすごく強いのかもしれない。

さらに一歩踏み込んで、なぜそこまで自己顕示欲がすごいのか考えてみましょう。
同期が次々と出世してしまって焦燥感に駆られている、家庭で奥さんと子供に邪魔者扱いされて居場所がないなどなど...

相手の言動の理由に目を向けると、相手の事情を汲み取ることができ、共感できた場合は相手への負の感情も消えるかもしれません。

何より重要なのは、これによって相手の背景に意識がいくので自然と自分の気持ちから目を離せます。

心の持ちようが一気に軽くなりますよ。
ストレスが溜まるのって、ネガティブな自分の感情にフォーカスしてしまっている時なので。

彼を知り己を知れば百戦危うからず

孫氏の有名な言葉ですが、嫌いな人への接し方も全く同じことが言えると思っています。
なぜ相手に嫌悪感を抱いているのか?という自己分析と、相手がなぜそうするのか?という他己分析を繰り返すことで自分の感情や行動を思うがままにコントロールすることができます。

人が人を嫌いになるのはしょうがないことです。

ただ、それに対して何もしないで感情に振り回されるのと、自分でコントロールしようとするかで大きな差が生まれます。

なので、みなさんもぜひ孫氏のこの言葉を実践して嫌いな人へ接してみてください。

 

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